梅雨空が続き、体調を崩される方も少しずつ増えています。余り体調がすぐれない場合は受診をお願いします。

さて、最近外来で質問を頂いたりネットでも少し話題になっていますHPVワクチンについて記載しておきます。

HPVワクチンはヒトパピローマウィルス感染症に対するワクチンで、子宮頸がんワクチンとも呼ばれましたが、実際には咽頭がん・陰茎がん・膣がん・肛門がんなども予防することが分かっています。公費接種の対象者は小学6年-高校1年生の女子となっており、それ以外の年齢の女子及び全年齢の男子は任意接種(自費)となっています。未だに「積極的勧奨の中止」という曖昧な立ち位置なために打ち控えをされている方も多いと思いますが、将来的ながんの発生予防の為には是非とも接種して頂きたいワクチンの一つです。

筋肉注射を行いますので、インフルエンザ予防接種を想定されるとそれよりも少し痛いです。それによる反応が大きな問題となりましたが、注射に慣れている医師にして頂くとそれ程痛みは感じないようです。当院でも既に数名接種しておりますが「あれ?もう終わり?」と言われる事もあります。

男子も含めて打ちそびれてしまった方々への接種も少しずつ広がっております。もちろん、定期接種の対象者の方々も忘れずに接種をお願いします。新しい9価ワクチンも日本で導入予定ですが、まだ接種されていない方は取り敢えず3回のうちの1-2回を今あるワクチンで接種を始めることをお勧めいたします。将来のあるお子様を守るためにも是非ご検討下さい。

ご質問などがございましたら、メールもしくはお電話でお問い合わせ下さい。

たかぎこどもクリニック