暑い日が続いており、体調管理が難しい季節が続いております。暑く感じる時間帯は空調をきかせ、熱中症対策もしましょう。感染症予防の為にも定期的な換気もお願いします。

そんな中、コロナ感染症が第7波(第何波まであるのでしょうね…)を迎えて患者数が増えていますが、当院ではコロナよりも多く検出されているのがRSウイルス感染症です。6月中旬頃より増えてきた印象がありましたが、7月に入ってからはほぼ連日、複数名の新規陽性者が出ています。発熱・痰がらみの咳・多量の鼻汁が特徴ですが、コロナと区別がつきにくいです。新生児が感染すると重症化する事がありますので、生後6ヵ月ぐらいまでの赤ちゃんがおられるご家庭はお気を付けください。また、発熱が無くても咳や鼻汁が多い方は、赤ちゃんになるべく近付かないようにお願い致します。

他にもヒトメタニューモウイルスという、ちょっと聞きなれないウイルス感染症も増えています。こちらも発熱・咳・鼻汁があるので、結局は検査してみないと分からない、といったところです。アデノウィルス感染症や手足口病も散見されています。検査は必須ではありませんので、落ち着いて対処しましょう。

当院もそうですが、どの医療機関も発熱外来がパンクしております。通常診療や予防接種もしながらの対応ですので、どうかご理解をお願いします。発熱した際は、解熱剤などが手元にあれば使用してください。こまめな水分摂取で脱水予防もしましょう。元気であれば慌てずに、診察予約をお願いします。それでも意識がなくなったりけいれんしたりする場合は、迷わずに救急要請をしてください。

小さなお子様や基礎疾患をお持ちのお子様の周囲の5歳以上の方は、今一度コロナワクチン接種をお願いします。3回目接種もすすめてください。早くこの感染症の波が過ぎることを願いながらの、切なるお願いです。

たかぎこどもクリニック